断熱材

健康を考える高性能断熱材

ZEH基準 (省エネ対策等級6
2階建て
の場合、建物形状・開口数等により、極めて等級6に近い等級5になることがございます。

天井は155㎜厚、壁は105㎜厚のフルパック高性能グラスウール、床には厚さ80㎜の撥水高性能グラスウール断熱材を使用。
高性能グラスウールは防火性能、遮音性能に優れ、シロアリに強い断熱材です。
(※高性能グラスウールと一般グラスウールは別物とお考えください)

熱抵抗値=【天井:4.1㎡・K/W】【壁:2.8㎡・K/W】【床:2.2㎡・K/W】

  • 断熱材の誤った情報に惑わされていませんか? 
断熱材
断熱材

 

断熱材は住まいにとって最も重要な材料です。
この断熱材ですが、残念なことに住宅業界では批判合戦が繰り広げられています。
お客様の中にも、どの断熱材が良いのか迷ってしまう方も少なくありません。しかし断熱材の批判合戦の多くが間違った認識から生まれています。どの断熱材も長所短所は少なからず存在します。

世界的に見れば断熱材で一番多く使用されているのがグラスウール断熱材です。
これまでグラスウールは多くの業者が誤った施工をしていたため、批判の対象とされてきました。ほとんどの批判合戦は「自分たちの工法」を売り込むための宣伝と考えてください。
「正しい施工」をすれば総合的にグラスウールが素晴らしい断熱材であることは明白です。
グラスウールは壁内結露が心配だという方がいますが、壁内結露は断熱材そのものが原因で起こるのではなく、防湿や通気が正しく施工されていないから発生するのです。

ロックール、セルロースファイバー、ウレタン、ポリスチレン等、いろいろな断熱材が多く存在しますが、誤った施工を行えば、どの断熱材を使用しても結露やカビの問題は生じます。
重要なのは断熱材の種類に関わらず正しい断熱材の施工、正しい防湿工事を行うことにより湿気が浸入する隙間をつくらないこと、万一湿気が浸入しても、外部に通気層を設けることにより湿気が排出される通気工法であれば内部結露を防ぐことができます。

また、外断熱が良くて内断熱が悪いということも全くありません。
外断熱も内断熱も正しく施工すれば全く問題ありません。
また、お客様の大切な資金を必要以上に断熱材に使う必要はありません。全国各地域に設定された次世代省エネ基準を満たす断熱性能が発揮できていれば全く問題ありません。

木造住宅における発泡吹き付け断熱の問題点

値段は高いですが吹き付け断熱なら断熱材の隙間をつくらないという点では断熱材の優等生です。
(※新築直後においては優等生ではあるが、経年変化により縮む可能性が高い)
(※伸縮性があるので心配ないとメーカーは説明しているが経年実績がないため信憑性に欠ける)
しかし、接着力のある発砲断熱を吹き付けることで柱や梁などの構造木材が全て覆われてしまいます。木材に詳しい方であればピンとくると思いますが、木は加工された後も常に呼吸をしています。発泡吹き付け断熱の施工により木材を窒息させ木材の耐用年数を著しく低下させてしまう危険性があります。
日本古来の歴史的建造物が数百年、数千年経過した今なお現存しているのは、木材の呼吸を妨げない考えられた構造だからです。つまり、木材は空気に触れることで腐らず長持ちします。
しかし、木が呼吸できないように発泡吹き付け断熱材により覆われたり、木材特有の歪みや、発泡系断熱特有の痩せが生じ、その隙間から湿気が入り込むと木材は徐々に腐食していきます。
また、吹き付けられた発泡断熱を剥がすことは簡単ではありません。発泡断熱施工箇所は点検が一切できないリスクがあります。また、発泡系断熱はシロアリの大好物でもあり、国も基礎発泡系断熱の見直しに着手しています。(発泡系断熱によるシロアリ被害が全国で問題化しています)

  • 世界の寒冷国が選ぶのはグラスウール

グラウールを否定する断熱メーカーの間違った情報(情報操作)により、問題があるかのように指摘される「グラスウール」ですが、北欧やドイツ、カナダなどの寒冷地国家ではグラスウール断熱材が主流であり、これらの国はいずれも環境先進国です。なぜ、これらの国がグラスウールを選択しているのか。それは、環境面と費用対効果であることは間違いありません。また、発泡系断熱素材は激しく燃焼する特性がありますが、グラスウールは燃えない素材であることも大きな理由でしょう。

グラスウールの評価を落とした最大の原因は施工業者の無知と粗悪な断熱施工です。リフォーム番組等で壁を剥がしたらグラスウール断熱材が湿気で黒ずみ、木材にカビが生えた映像が映し出されることがあります。これは無知な施工業者による断熱材の充填欠損と、壁内の通気を塞いだことで起こる欠陥施工が原因です。上記でも述べたように完璧な断熱材は未だ存在しませんが、正しい施工をすればグラスウールがコストや性能面でバラスンスの良い断熱材であることは間違いありません。